とあるクリエイターの技術日記

大学生クリエイターの趣味と技術についての日記

【合格体験】東北大学工学部 AOⅡ期について解説します⑥ <面接試験について>

どうもこんにちは、白黒です。

今回は、面接試験の情報と実際に私がどのようなやりとりをしたかについてお話していきます。

前回は、筆記試験の対策について書いたので、もしよければそちらも合わせてご覧ください。

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目次

面接試験の概要

私の年の面接試験は、時間は20分3人の面接官に対して生徒が一人という形態でした。

工学部については、仙台だけでなく大阪にも試験場が設けられていました。

私は出身が九州なので、大阪で受けました。

一次選考を通過したら、面接の会場や試験順などの情報が公開されます。

確か大阪で受けることになっていたのは、10人から15人くらいだったんじゃないかと思うので、やはり東日本の人が多いようです。

実際の流れ

私が受けた年の大阪会場は、午前の部午後の部で分けられており、それぞれ集合時間が決まっていました。

私は一番最初だったのでほとんど待っていませんが、待ち時間はみんな静かに予想質問などを書いたノートを読んでいました。

次の人は試験室の前で待機し、呼ばれたら入るというシステムでした。

試験室に入ったら、試験官の教授に「お座りください」と言われてから席に着きました。

試験官は思っていたよりもラフな感じで、「あんまり緊張しないでいいですよ」と声をかけてくださりました。

質問の内容や受け答えに関しては、次の項目に詳しく書いています。

初めは緊張しましたが、私の場合は開始後5分くらいで完全に緊張は解けました

話してるときは、なんだか少し楽しかった記憶があります。

終わったら、お菓子を受け取ってから順次解散という感じでした。

私が受けた質問と受け答え

Q.志望理由は?

志願理由書の内容を要約して話しました。

[3分くらい]

Q.科学部ではどんな研究をしてきた?(出願書類に関して)

大会で賞をもらった研究のことや、文化祭で発表するために作った装置などの話をそれぞれ軽く説明しました。
また、量子力学のような大学で学ぶ内容の研究を行っていたことも話しました。

[3分くらい]

Q.量子力学の研究って何をした?(前の回答を受けて)

実際に行った研究内容(シュレディンガー方程式に関する研究)の話をしました。
また、中学時代から量子力学ニュートン力学の関連に興味を持っていたことも話しました。

[2分くらい]

Q.量子力学ニュートン力学の違いって何だと思うか?(前の回答を受けて)

完全に想定していない質問でしたが、自分の興味のある分野だったので過去に考えたことがあり、すんなり回答できました。
ちなみに話した内容は、ニュートン力学は身近な現象を直感的に記述でき、量子力学は一見すると直感に反するものの、ミクロな観点からあらゆる現象を正確に記述できる点が異なると指摘しました。

[3分くらい]

Q.英語はどのような勉強をしたか?(出願書類に関して)

私が活動報告書に添付したGTECのスコアはあまり良くありませんでした。
その理由として、中学までは英語に一切興味がなかったが、高校で行った活動などを受けて世界の問題を知ったことでグローバル社会に関わる重要性を感じて、勉強を始めたという話をしました。
それから毎日短い英語の記事などを読んでいたことを話しました。

きれいごとを言っているようですが、面接ではそういうことも大切だと割り切って話しました。

[2分くらい]

Q.好きな科目は?

物理が好きだということと、理由について先述の内容も踏まえて軽く答えました。

[1分くらい]

Q.機械系と情報系のどっちに進みたいか?

これは私が情報と機械のどっちと明確に言わず、広い分野の話をしていたから聞かれたんだと思います。
回答としては、両者には切っても切れない関係があるので両方が融合した内容の研究がしたいと答えました。
また、これらを幅広く学べることが東北大学の魅力だと考えているということも伝えました。

実は私自身も、志願理由書を書くまで自分の進みたいのがどっちか分からなかったのですが、志望理由を考えるうちにこの考えに至りました。
この質問に答えていて、自分のやりたいことを文章に起こすことには、こんな効果もあるんだと実感しました。

[1分くらい]

時間は正確ではないと思いますが、実際の質問と回答はだいたいこんな感じでした。

高校生に聞くには少しぶっ飛んだ質問もありましたが、普段から様々なものに目を向けて生活することが大切だと思います。

対策

私は10月頃から、お風呂などの時間を使って、志望理由を中心にひたすら受け答えの練習をしていました。

話してるうちに詰まりやすいところや、飛ばしてしまうところが分かってくるので、本番でもその部分に注意しながら読むようにしました。

また、出願書類時事的なニュースをもとに予想質問とその回答を50個くらいExcelにまとめて、スマホで確認できるようにしていました。

本番形式での練習は、筆記試験後に一次選考の結果を待たずに始めました。

一次選考の結果を待つと1週間しか練習できないので、早めに始めた方がいいと思います

面接官役は、担任の先生と物理の先生、情報の先生にそれぞれ2回ずつ頼みました。

私は早くから一人で回答練習をしていたので、最初の段階で「すでに合格ラインは超えていると思う」と先生からのお墨付きをもらいましたが、それ以外の振る舞い方なども学ぶ必要がありました。

また、自分が気付かない部分を指摘されたり、予想外の質問が飛んでくることもあるので、この練習はとても力になりました。

アドバイス

自分の志願理由書アドミッションポリシーを見て、様々な質問に対する最良の回答を考える練習をするといいと思います。

出願書類のところでも言いましたが、「研究第一」を志望理由に挙げる人が非常に多いらしいので、それよりも東北大学の工学部の強みである分野などを具体的に話す方が高得点が印象に残りやすいと思います。

また、実際に私もそうだったのですが、話しすぎてしまう癖がある人は要注意です。
私は志望理由だけで5分も話していたことに、担任の先生に指摘されて初めて気付きました。

話している側は体感だとかなり短く感じてしまうこともあるので、ちゃんとストップウォッチで測りながら練習するといいと思います。

自分では予測できない質問にも対応するために、面接対策の本を読んでみるのも手だと思います。

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感想(1件)

↑私は本は読んでいないのですが、内容が良さそうだったので参考までに。

終わりに

いかがだったでしょうか。

面接試験はほとんどの人が緊張するとは思いますが、きちんと練習すれば大丈夫です。

定型文を覚えるだけでなく、きちんとその場で考えて答えれるようになりましょう。

今回は私の実体験も含めて書いたので、少しでもみなさんの参考にしてもらえれば幸いです。