とあるクリエイターの技術日記

大学生クリエイターの趣味と技術についての日記

【合格体験】東北大学工学部 AOⅡ期について解説します⑤ <筆記試験の対策>

どうもこんにちは、白黒です。

今回は、私が実際に行っていた筆記試験の対策についてお話しします。

私の受験勉強の体験談がメインになってきますので、参考程度に読んでいただけると嬉しいです。

前回の記事では、筆記試験の形式などについて解説したので、ぜひそちらも合わせてご覧ください。

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はじめに私の得意科目についてです。

もともと物理と化学が得意で、数学は普通くらいという感じでした。
英語や国語などの文系科目は少し苦手でした。

高3の4月、まだAO受験を決める前の話ですが、この時期から私は受験勉強を本格的に始めました。

部活もあったので難関大志望にしては遅めですが、進級を機にやる気を出したって感じです。

得意な物理と化学は早い段階でけりをつけると決めて、4~6月に重要問題集を買い、半分くらいの問題を抜粋して1周解きました

これは自分の中ではすごく効果があり、この段階で物理の力学、波動、熱力学や化学の無機化学はほぼ完全にマスターしました。

重要問題集は、問題のレベルが分かりやすく書いてあるのですごくオススメです。

同時期に、英語の対策として英単語をひたすら覚えました。

高校で指定されていた受験で必要な1900語くらいの単語帳を、登校時に毎日50単語暗記して、下校時にアプリを使ってアウトプットするというのを習慣化しました。

これを繰り返し、6月の終わりには8割くらいは暗記できていました

私がAOⅡ期の受験を決めたのは、高3の7月でした。

この時期から、科目や試験の形式を詳しく調べて自分なりに勉強計画を立てていました。

AOⅡ期の勉強は10月から短期集中で進めることにして、夏は一般入試の対策に力を入れました。
とはいえ、AOⅡ期と一般入試は大きく問題形式が異なるわけではないので、実際はAO対策も兼ねてって感じでした。

赤本を買って、直近3年分は夏休みの初めと終わり、そして共通テスト後に取っておこうと決めて、残りを2週間で1年分を解くような形で勉強を進めました。

受験生なら絶対に志望校の赤本は解いておいた方がいいです。

夏の初めの段階で、化学はまだ習っていなかった高分子の分野を除いて安定して8割くらい取れそうだったので、残りの科目に絞った学習を行いました。

東北大学 理系 前期の赤本には直近5,6年分しか掲載されていませんが、15年分くらいが掲載された科目ごとの赤本があることを知りました。
なので、英語と物理はこのタイプの赤本も買いました。

加えて、数学はパターン演習をするために重要問題集を買いました

実際に解いたのは、重要問題集でハイレベルに指定されてる問題のうち、ぱっと見で難しそうなものだけですが、様々なパターンの問題を見れたのは良かったと思います。

夏休み期間は、高校で設定されていた自習時間に教室で英語の長文を赤本で解いたり、数学の重要問題集を解いたりしていきました。

物理は4~6月に解いたときにマークを付けていた悩んだ部分と、当時は習ってなかった電磁気の分野を解いていきました。

10月に入ってからは、AO対策に切り替えていきました。

小論文対策は2日に1回、ネットやニュースなどを参考にイムリーなテーマを決めて300字以内で文章を書く練習をしました。
実際に紙に書くのは面倒なので、基本スマホの字数カウントができるメモアプリに打ち込んでました。

数学、物理、化学については、多くの人が一般入試の直前に行うような勉強をしていきました。

夏が終わるまでに、大抵のパターンの問題には一通り触れていたので、苦手だと感じるタイプの問題をリストアップして、類題をひたすら解きました

英語については、500字くらいの海外のニュース記事を読んだり、テクノロジー系の英語記事を読んだりしました。

AOⅡ期の過去問はネットに3年分しか掲載されていないため、10月の初めと終わり、入試の前の週に解きました。

過去問には模範解答が無いので、各教科の先生方に頭を下げて採点をお願いしました。
採点後は、間違えていた箇所を十分に復習して、英語の問題文の精読をしたりしました。

この勉強スタイルを本番まで1か月くらい継続して行いました。

本番の前日は、新しい問題には手を出さずに難しかった問題の解き方を再確認するなどして過ごしました。

ここからは、試験会場で実際に私が感じたことなどについての話です。

私は前日に初めて仙台に来て、試験会場への行き方を下見した後は駅近くのホテルに泊まりました。

緊張している自覚はあまりなかったのですが、夜はなかなか寝付けませんでした。
しかし高校生なら若いので、眠らなくても横になって目を閉じているだけで、ある程度は睡眠と同じ効果が得られるので、とりあえずベッドでじっとしていました。

みなさんも前日に寝れないときは、このことを思い出して、焦らず横になって目を閉じることが大事です。

当日は、受付開始の15分前に会場に着いたのですが、すでに20人くらいの受験生が並んでいました。

仙台の11月は寒いですが、異常な寒さというわけではありません。
会場の暖房の効きが分からないので、調整可能な服装で行った方がいいと思います。
私も外での待ち時間は寒かったですが、試験会場は結構暖かかったです。

会場では、他の受験生がみんな頭良さそうに見えてしまうとは思いますが、ここではとにかく自分に自信を持つことが大切です。

会場自体は比較的静かですが、地元の高校の人たちが友達と来ていたりするので、自信満々な人の話し声が聞こえることがありました。
さすがに少しだけ動揺しましたが、そんなものはとにかく無視です。

私は休憩時間には、英単語以外の勉強はほとんどしませんでした。
代わりに、持ち込んだブドウ糖のラムネやチョコレートを食べて糖分補給をして過ごし、最高のパフォーマンスを引き出せるように心がけました。

試験の終了後は、地下鉄で仙台駅に戻り地元の友達に電話をしました。

私の場合は誰かと話していた方が精神的に落ち着くので、仲の良かった友達に試験のことや仙台のことについて色々喋りました。

また、田舎出身の私からしたら仙台駅付近はすごく都会なので結構興奮していて、試験が終わった夜は美味しいものを食べたりしてはしゃぎました。

おわりに

いかがだったでしょうか。

最後の方はリアルな雰囲気をお伝えできるように、当時のことをできるだけ詳細に書きました。

勉強のやり方は人それぞれだと思いますが、AOⅡ期については落ちたとしてもその後のAOⅢ期や一般入試に切り替えられるような勉強の仕方を考える必要があります。

その際に、私の体験談が少しでもがみなさんの参考になれば幸いです。

次回は、二次選考の面接についてお話ししようと思いますので、ぜひお待ちください。