【合格体験】東北大学工学部 AOⅡ期について解説します③ <出願書類についてのアドバイス>
みなさんこんにちは、白黒です。
今回は、AOⅡ期の志願理由書と活動報告書を書く際のアドバイスを、実体験を交えつつお話していきます。
前回は、東北大学工学部のAOⅡ期の応募に必要な書類に関する情報をお伝えしました。
まだ読んでいない方は、ぜひそちらも合わせてご覧ください。
目次
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志願理由書
前回の記事でも述べたように、志願理由書には志望理由を中心に、大学で学びたいことや自分が目指す将来像について書いていきます。 PCで入力する場合、使える字数は最大で900字くらいでした。
構成としては、
前半:志望理由
後半:将来何をしたいか・そのために大学で何をするか
という形で書くのがいいと思います。
私は前半と後半にそれぞれ400字ほど使い、最後に100字くらいのまとめを書きました。
前半(志望理由)
志望理由については、「なぜ他の大学ではなく東北大学がいいのか」を明確にした方がいいです。
このとき重要なのが、募集要項に記載されているアドミッションポリシーです。
アドミッションポリシーには、"東北大学が志願者に求めるもの"がはっきりと載っています。
自分のこれまでの活動や将来の目標を、アドミッションポリシーと関連させることを意識するとよいでしょう。
私の場合は、高校で科学部の部長をやっていて、"研究が大好きである"ということと、東北大学が掲げる「研究第一」という理念とを関連させて志望理由を書きました。
ちなみに、入学後に教授が「みんな"研究第一"ばっかり挙げるから、もっと"スピンエレクトロニクス"とか言ってくれたらインパクトあるのに」と言っていました。
印象に残りやすい志望理由を書くのであれば、東北大学工学部の強みである分野に興味があることを書くとよいかもしれません。
また、留学の敷居が低いことも東北大学の良さだと思うので、留学に興味がある方はそれも志望理由に入れてもいいでしょう。
とはいえ、志願理由書に書いた内容は面接で深く聞かれることがあるため、あまり嘘は書かない方がいいと思います。
後半(大学生活と将来について)
続いて、将来の目標と大学で学びたいことを書きます。
例えば、行きたい研究室がすでに決まっている人は、それについて詳しく述べると印象に残りやすいと思います。
まだ決まっていない人も、ホームページから興味のある研究室をいくつか見てみると参考になるものがあると思います。
工学部学科紹介 学部 | 東北大学 工学研究科・工学部
↑東北大学工学部の各学科ページ
他にも、将来就きたい職業や働きたい会社などが決まっている場合は、それと東北大学で学びたい分野とを関連させて書くといいでしょう。
私の場合、プログラミングやゲーム制作の経験があったので、"人間と機械とがコミュニケーションを取るための研究がしたい"ということと、
将来はそのまま大学院に進み、研究職に就きたいということを書きました。
志願理由書を書く際は、自分のアピールをしていくことも大切です。
AOⅡ期は、大学に自分という人間を売り込む入試ですので、積極的に自分の良さはアピールしましょう。
全体について
私は志願理由書を書くときは、一旦字数を気にせずに書きたいことを書いてみて、そのあとで要約していくという手順を取りました。
字数を無視したら2000字近く書いてしまったので要約は大変でしたが、困ったときは担任の先生や国語の先生にアドバイスをもらいながら書き上げました。
受験については先生方はプロなので、積極的に先生を頼るのがいいと思います。
活動報告書
自分が高校時代に行った活動について、自分にとっての優先度が高いものから順に最大で5つ書くことができます。
例えば、
- 海外留学
- 部活動で大会に出場
- 大会などで賞を受賞
- ボランティア活動に参加
- 学級委員を経験
などです。
高校であまり成果を残していなという方は、
- 英語を頑張った →英検やGTECの賞状を添付
- 文化祭や体育祭での係の活動
- 委員会活動
などを上手に聞こえがよくなるように書くといいと思います。
無理に5つ全部を埋める必要はないと思いますが、やはり書けるだけのことは書いた方がいいでしょう。
私の場合は、
①部活で出場した研究発表大会で賞を取った
②プログラミングの大会で賞を取った
③部活動で部長を2年間やっていた
④高校の取り組みでボランティア活動に参加した
⑤英語学習に力を入れた
という5つのことを書きました。
添付資料は、
①賞状、論文
②賞状
④レポート
⑤GTECのスコアシート
という形になりました。
また、担任の先生のアドバイスで、資料を添付できる活動を上に書くようにしました。
おわりに
今回は自分の経験を踏まえつつ、出願書類を作るときのアドバイスを書いてきました。
次回は、筆記試験の情報をお伝えしようと思います。
この記事が少しでもみなさんのお役に立てば幸いです。